思わず感動、空を飛ぶのは簡単だ。何者であるかを選ぶ方がずっと難しい…

SF/アクション

「マンオブスティール」
”彼に力は存在する。ただし、それが何をもたらすかを——世界はまだ知らない”

”MAN OF STEEL”

スーパーマンではなくマンオブスティールなんだねと思う人はいるでしょう。
マンオブスティール=鋼鉄の男という意味で、折れない精神力や主人公の強い意志などを象徴にしたものとも解釈できる題名ですね。

89点! ”スーパーマンの神話、その世界観をリアルに表現された映画
”英雄とは生まれるものではなく選ぶもの、と伝えてくれる映画!

いきなり評価点提示で失礼しました、ただの映画好き一般人の評価でございます。映画の魅力を3つまとめました、そして映画から感じるもの考えさせられる事も3つまとめましたので、どうぞ以下よりお読みください。

THREE GLAMOR POINTS

① スーパーマンの“神話”をリアルに再構築した世界観

従来のヒーロー映画とは一線を画し、スーパーマンという存在を「もし本当にこの世界に現れたらどうなるか?」という視点で描写。壮大なSF設定と現代社会のリアリズムが融合し、神話のような重厚感を演出しています。


② 圧巻のビジュアルとアクション

ザック・スナイダー監督ならではのダイナミックな映像美が炸裂。空中戦、都市破壊、スーパーパワー同士の衝突など、これまでのスーパーマン映画にはなかった迫力が詰まっています。まさに「神の戦い」を見ているようなスケールです。


③ “ヒーロー”とは何かを問う内面的ドラマ

ただの勧善懲悪ではなく、「自分は何者なのか」「力を持つ者はどう生きるべきか」といったテーマが核にあります。クラーク・ケントという人物の葛藤が丁寧に描かれ、観客にも自己投影や共感を促します。


力を持つ者が、自らの存在意義と向き合う──これは、“何者として生きるか”を問う現代の神話である

ただのスーパヒーロー映画ではなく何かを伝えてる映画ってよくある話ですが、こちらの映画の伝え方は映画全体的の表現力と世界観から感じさせてくれます。映画から感じることや印象に残るものを3つどうぞ。

FEEL & THINK

① 「力の責任」

詳しく…

スーパーマンが持つ圧倒的な力を目の当たりにした後、力を持つことがいかに重い選択と責任を伴うかを深く感じます。何のためにその力を使うのか、誰のためにその力を行使するのかという問いが、自分にも突きつけられるような感覚になります。

② 「孤独と葛藤」

詳しく…

クラーク・ケントの人間らしい一面—異星人としての孤独や自己のアイデンティティに対する葛藤—が強く印象に残ります。どれほどの力を持っていても、最終的に彼が直面するのは「自分が何者であるか」を選ばなければならない孤独な戦い。その心の葛藤が観終わった後に深く響きます。


③ 「自己超越の可能性」

詳しく…

スーパーマンが自らの運命を受け入れ、力を使って人々を守ろうとする姿を通して、自分を超えた存在へと進化する可能性を感じます。物理的な力だけでなく、精神的な成長や選択を通じて、どんな人でも変わることができるという希望やインスピレーションを得るでしょう。

ここから以下は感じるままに感想を語るボクのページ
MY MOVIES DIARIES

”MAN OF STEEL”

スーパーマンの存在は知っている?が彼が主人公の映画を見るのはこれが初めて。生まれてから地球の人々を救うスーパーヒーローになるまでの物語、丁寧でゆっくりと流れていく物語でした。映画全体的の世界観の表現から懐かしさをも感じました。別世界から送られてきたクラーク(スーパーマン)自分の力がどこでどのように得たか自分は人間なのか何も知らないまま生きている彼。表情や動き人々を恐れる、自分自信をも恐れる姿がしっかりと描かれていました。想像以上の力をもつ人間、自分は普通でいたい、でも皆と違うその存在や状況がリアルに表現されています。スーパーマンの姿が完成した瞬間、自分自身を受け入れた瞬間、めちゃぐちゃに自身に溢れたあの姿がとてもカッコよく魅力的に印象に残っています。誰かを自分の限界を越えるぐらいに全力で守りたいという表現がすごくよかった。興奮する迫力ある戦いはスーパーヒーロー映画なのでもちろんあります、プラスこの映画は感動もまじり、それを徐々に叩いてくる流れが好きでした。家族に対する愛、1人の女性を愛し、人々を守りたい強い気持ちなど、主人公のその気持ちを共感してしまう部分も。考えさせられる上に気が上がり感動ありのいい映画!

STORY points ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️17
丁寧な流れで、物語の世界観に徐々に包まれていく感覚。最後まで続く面白さある展開、ストーリーがもっと派手のものを想像していたが、自分は何者であるかを見つけていく物語であり、その伝えたいことをはっきりと感じさせてくれるとても良い物語でした。

SOUND points ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️16
テンション高めなハラハラBGMや音楽を想像していたが、激しい戦いに穏やかな曲のBGMがほぼほぼで、それがかけ合わさってとてもバランスのいい世界観を大事にした音楽に感じました。

CHARACTER points ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️18
ヘンリーカヴィルがスーパーマンは男前すぎた、自然とカッコいい演技。彼の表情力が映画の強さを感じさせてくれた。優しさ、勇気、自信などスーパーヒーローでありながら人間味のある部分がとても魅力的でした。

VISUAL points ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️20
個人的とても好きな部分は映像表現でした。映画を全体的に優しく仕上げてくれている感覚。心を落ち着かせてながら派手でハラハラする戦いの中感動を混ぜてくれるのも映像のおかげかと思っています。ヒーローが大空を飛び回るシーンや、苦しさのあまりに遠い景色や海を広く映していく、まるでスーパーマンの心の広さを表現してるかのよう、とても好きな表現でした。

ORIGINAL points ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️18
ヒーロー物語なので派手なものを想像する部分はありますが、この映画は全体的に丁寧、とても丁寧。伝えたい事を大事にしながら描かれたのが、見終わった後思わせてくれます。その感動に浸れながら、余韻が残る良い映画でした。

ワタシの評価
”89”

”圧倒的な力の裏にある、静かな葛藤が心に残る。”
”あんなにも強いのに、こんなにも孤独だったなんてと心が動く作品

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